2010年10月04日
2番手争い/ダイビング体験・ファンダイブ ・ナイトダイブ
ここのところ晴天が続いていた石垣島ですが、
残念ながら、今日はだんだんお天気が崩れてきて曇り空になりました。
風も少し強く吹いて、海は波が出てきたようです。
午前中はお友達同士で石垣島旅行にいらしているお客様と
初めてのダイビングへ出港しました。
事前練習はおふたりとも初めてとは思えないほどスムーズに無事終了!
潜行も順調で、海底までもあっという間に到着しました。
カラフルなサンゴの周りを泳ぐ黄色い“ネッタイスズメダイ”や水色の“デバスズメダイ”、
白と黒のシマシマ模様の“ミスジリュウキュウスズメダイ”たちが出迎えてくれました。
ユラユラ揺れる海藻の陰に隠れていた“コブシメ”の子供を発見!
周りと同じ色と形で見事に擬態をして上手に隠れているので
見過して通り過ぎてしまうところでした。
こちらに気が付いたこの“コブシメ”の子供は、腕を上に伸ばして威嚇のポーズ!
ただ、小さな体で必死に怒る様子は怖いどころかかわいいので、
もう少し近くで観察を、と思って近づいて行くと・・・
威嚇のポーズが通用せずだんだん不安になってきたのか、
少しずつ後ずさりして、ついにはピューっと逃げて行ってしまいました。
ちょっと怖がらせてしまったみたいで、ごめんね。
砂地の上で海草の切れ端に擬態してヒラヒラ泳いでいるのは、“テンス”の赤ちゃん。
とっても上手に隠れているので、注意して見ていないと
海藻と間違えて気付かないこともあるほどですが、
その見事な擬態だけではなく、砂の中に潜って隠れる技も持っています。
ダイバーが近づくと、スッっと砂に潜り込んで姿を消してしまいます。
ちょっと砂を掘り起こしても見つかりません。
あの一瞬で・・・一体どこに隠れてしまったのでしょう??
午後からは一昨日からファンダイビングにお越しいただいているお客様、
3日間のダイビングも今日がとうとう最終日となりました。
本日の1ダイブ目、まずはサンゴの枝に隠れて上手に擬態する
ピンク色の“イロカエルアンコウ”を探します。
上手に隠れていますが、よ~く目を凝らして見ていると
目・・・口・・・と分かってきて、その擬態を見破ることができます。
見つかってしまうと、ちょっとバツが悪そう(^_^;)
手のように変化した胸ビレでサンゴの枝をつかみながら
そ~っと向きを変えてしまいます。
赤ちゃんのようなちっちゃな手をゆっくり動かす様子がかわいいです(^_^)
砂に埋まってちょこんと目だけを出してこちらの様子を見ているのは
カニの仲間の“ソデカラッパ”です。
写真を撮らせてもらいたいので・・・少し砂から出てきてね~(^_^)
出てきたところを狙ってカメラを向けると、
体をユサユサ揺すりながら、また器用に砂の中へと潜り込んでしまいました。
小さな“ハタゴイソギンチャク”に3匹の“カクレクマノミ”が棲んでいます。
6センチほどに成長したメスと、1センチほどのちっちゃな2匹です。
小さい2匹はこのイソギンチャクに流れ着いた頃はほとんど同じ大きさでしたが、
少しずつ成長に差が出てきました。
クマノミの仲間には、もともとオス・メスの性別がありません。
この3匹“カクレクマノミ”のたちのような1つのグループの中で
一番強くて大きく成長したコがメスに、2番目のコがオスとなります。
それ以外のコは性別が決まらないまま、順位が上がるのを狙います。
ただ・・・大きなメスやオスも、トップの座を奪われないように
小さなコたちの邪魔をしたりして、成長を抑制します。
この“カクレクマノミ”たちの中でも、どうやら次にオスになるコが決まったようです。
小さな2匹のうちではちょっとだけ大きな方ですが、
1番大きなメスからダンナさんとして認められるには、もう少し時間がかかりそうです。
メスが動く度に尾ビレでポンっと弾き飛ばされながらも、
めげずに元気に泳ぎ回ってたくましく育っています(^_^)
これからどんどん成長して、
大きなメスに見合う立派なダンナさんに成長していくのでしょう。
ポイントを変えて、2本目のダイビングです。
少し風が強くなり、大きな波が立ち始めてきました。
海面の様子はちょっと慌ただしくなってきましたが、海の中は相変わらず静かです。
黄色い“ジョーフィッシュ”のおもしろい表情もゆっくり観察できました。
巣穴の玄関の石のゆがみを几帳面に直していたり、
石をずらされて大きく口を開けて怒っていたり、くるくる変わる表情が面白いです(^_^)
今日の午後は少し遅めにスタートしたので、
2本目のダイビングを終える頃はもう、夕暮れ前の黄昏時でした。
ポイントを移動して、ナイトダイビングに備えます。
まだ辺りがほのかに明るいうちに、初めてのナイトダイビングスタート!
昼間とは全く違う海の中の光景に、少しドキドキしてしまいますよね。
まだ海の中も少し明るいので、魚たちはエサをとったり寝床を探したり、
夜の準備をしながらも、まだまだ泳ぎ回っているコたちもいました。
みんなより一足早くイソギンチャクの触手のベッドに包まって
ぐっすり眠っている“クマノミ”の赤ちゃんを見つけました。
明るい間はイソギンチャクの中をちょこまかと忙しく動き回っていて
なかなかじっくりゆっくり観察することができませんが、
眠っている間はもちろん大人しくじっと止まっているのでよ~く観察できます。
気がつくと陽はすっかり沈んで、海の中も真っ暗になりました。
水中ライトで辺りを照らしながら進んでいると、
穴から顔を出している“ヒトスジギンポ”を見つけました。
昼間とは体の色が変わり、夜のパジャマへ着替え終わったようです。
少し移動したところでは、“セグロチョウチョウウオ”が眠っていました。
こちらも昼間の鮮やかな体の色とは少し変わっていて、
目立たないよう地味目のパジャマに着替えて寝ています。
船の下まで戻ってくると、
岩の隙間に開いた穴で熟睡している“ナミハタ”がいました。
顔だけ外にのぞかせていますが、ぐっすり眠っています。
警戒心がとても強い魚なので、昼間は近づいただけで逃げてしまいますが、
夜はかなり近づいて見ることができました。
船に上がる前には水中ライトを消して、
“夜光虫”たちの幻想的なイルミネーションを楽しみます。
ダイバーの吐く空気の泡に揺られながら、
“夜光虫”の緑色の光りも水面までユラユラ立ち上って行きます。
3日間の石垣島ダイビングの旅、全9ダイブは無事終了♪
はじめは「たっぷり長い日程だな~」と思っていたそうですが、
終わってみるとあっという間、楽しい時間は短く感じてしまいますね(^_^)
残念ながら、今日はだんだんお天気が崩れてきて曇り空になりました。
風も少し強く吹いて、海は波が出てきたようです。
午前中はお友達同士で石垣島旅行にいらしているお客様と
初めてのダイビングへ出港しました。
事前練習はおふたりとも初めてとは思えないほどスムーズに無事終了!
潜行も順調で、海底までもあっという間に到着しました。
カラフルなサンゴの周りを泳ぐ黄色い“ネッタイスズメダイ”や水色の“デバスズメダイ”、
白と黒のシマシマ模様の“ミスジリュウキュウスズメダイ”たちが出迎えてくれました。
ユラユラ揺れる海藻の陰に隠れていた“コブシメ”の子供を発見!
周りと同じ色と形で見事に擬態をして上手に隠れているので
見過して通り過ぎてしまうところでした。
こちらに気が付いたこの“コブシメ”の子供は、腕を上に伸ばして威嚇のポーズ!
ただ、小さな体で必死に怒る様子は怖いどころかかわいいので、
もう少し近くで観察を、と思って近づいて行くと・・・
威嚇のポーズが通用せずだんだん不安になってきたのか、
少しずつ後ずさりして、ついにはピューっと逃げて行ってしまいました。
ちょっと怖がらせてしまったみたいで、ごめんね。
砂地の上で海草の切れ端に擬態してヒラヒラ泳いでいるのは、“テンス”の赤ちゃん。
とっても上手に隠れているので、注意して見ていないと
海藻と間違えて気付かないこともあるほどですが、
その見事な擬態だけではなく、砂の中に潜って隠れる技も持っています。
ダイバーが近づくと、スッっと砂に潜り込んで姿を消してしまいます。
ちょっと砂を掘り起こしても見つかりません。
あの一瞬で・・・一体どこに隠れてしまったのでしょう??
午後からは一昨日からファンダイビングにお越しいただいているお客様、
3日間のダイビングも今日がとうとう最終日となりました。
本日の1ダイブ目、まずはサンゴの枝に隠れて上手に擬態する
ピンク色の“イロカエルアンコウ”を探します。
上手に隠れていますが、よ~く目を凝らして見ていると
目・・・口・・・と分かってきて、その擬態を見破ることができます。
見つかってしまうと、ちょっとバツが悪そう(^_^;)
手のように変化した胸ビレでサンゴの枝をつかみながら
そ~っと向きを変えてしまいます。
赤ちゃんのようなちっちゃな手をゆっくり動かす様子がかわいいです(^_^)
砂に埋まってちょこんと目だけを出してこちらの様子を見ているのは
カニの仲間の“ソデカラッパ”です。
写真を撮らせてもらいたいので・・・少し砂から出てきてね~(^_^)
出てきたところを狙ってカメラを向けると、
体をユサユサ揺すりながら、また器用に砂の中へと潜り込んでしまいました。
小さな“ハタゴイソギンチャク”に3匹の“カクレクマノミ”が棲んでいます。
6センチほどに成長したメスと、1センチほどのちっちゃな2匹です。
小さい2匹はこのイソギンチャクに流れ着いた頃はほとんど同じ大きさでしたが、
少しずつ成長に差が出てきました。
クマノミの仲間には、もともとオス・メスの性別がありません。
この3匹“カクレクマノミ”のたちのような1つのグループの中で
一番強くて大きく成長したコがメスに、2番目のコがオスとなります。
それ以外のコは性別が決まらないまま、順位が上がるのを狙います。
ただ・・・大きなメスやオスも、トップの座を奪われないように
小さなコたちの邪魔をしたりして、成長を抑制します。
この“カクレクマノミ”たちの中でも、どうやら次にオスになるコが決まったようです。
小さな2匹のうちではちょっとだけ大きな方ですが、
1番大きなメスからダンナさんとして認められるには、もう少し時間がかかりそうです。
メスが動く度に尾ビレでポンっと弾き飛ばされながらも、
めげずに元気に泳ぎ回ってたくましく育っています(^_^)
これからどんどん成長して、
大きなメスに見合う立派なダンナさんに成長していくのでしょう。
ポイントを変えて、2本目のダイビングです。
少し風が強くなり、大きな波が立ち始めてきました。
海面の様子はちょっと慌ただしくなってきましたが、海の中は相変わらず静かです。
黄色い“ジョーフィッシュ”のおもしろい表情もゆっくり観察できました。
巣穴の玄関の石のゆがみを几帳面に直していたり、
石をずらされて大きく口を開けて怒っていたり、くるくる変わる表情が面白いです(^_^)
今日の午後は少し遅めにスタートしたので、
2本目のダイビングを終える頃はもう、夕暮れ前の黄昏時でした。
ポイントを移動して、ナイトダイビングに備えます。
まだ辺りがほのかに明るいうちに、初めてのナイトダイビングスタート!
昼間とは全く違う海の中の光景に、少しドキドキしてしまいますよね。
まだ海の中も少し明るいので、魚たちはエサをとったり寝床を探したり、
夜の準備をしながらも、まだまだ泳ぎ回っているコたちもいました。
みんなより一足早くイソギンチャクの触手のベッドに包まって
ぐっすり眠っている“クマノミ”の赤ちゃんを見つけました。
明るい間はイソギンチャクの中をちょこまかと忙しく動き回っていて
なかなかじっくりゆっくり観察することができませんが、
眠っている間はもちろん大人しくじっと止まっているのでよ~く観察できます。
気がつくと陽はすっかり沈んで、海の中も真っ暗になりました。
水中ライトで辺りを照らしながら進んでいると、
穴から顔を出している“ヒトスジギンポ”を見つけました。
昼間とは体の色が変わり、夜のパジャマへ着替え終わったようです。
少し移動したところでは、“セグロチョウチョウウオ”が眠っていました。
こちらも昼間の鮮やかな体の色とは少し変わっていて、
目立たないよう地味目のパジャマに着替えて寝ています。
船の下まで戻ってくると、
岩の隙間に開いた穴で熟睡している“ナミハタ”がいました。
顔だけ外にのぞかせていますが、ぐっすり眠っています。
警戒心がとても強い魚なので、昼間は近づいただけで逃げてしまいますが、
夜はかなり近づいて見ることができました。
船に上がる前には水中ライトを消して、
“夜光虫”たちの幻想的なイルミネーションを楽しみます。
ダイバーの吐く空気の泡に揺られながら、
“夜光虫”の緑色の光りも水面までユラユラ立ち上って行きます。
3日間の石垣島ダイビングの旅、全9ダイブは無事終了♪
はじめは「たっぷり長い日程だな~」と思っていたそうですが、
終わってみるとあっという間、楽しい時間は短く感じてしまいますね(^_^)
Posted by カモメ at 23:28│Comments(0)
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