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2010年10月09日

港に来たお客さん/ダイビング・ナイトシュノーケリング

今朝も相変わらずぐずついた空模様の石垣島。
寒いわけではなく陸ではわりと快適に過ごせるのですが、
やっぱり青空が恋しいです。

午前中は昨日のファンダイビングに引き続いてお越しくださったお客様と、
今日はお友達とその姪御さんも合流されて、3名様でのダイビングです(^_^)
おふたりはダイビングライセンスをお持ちで、
姪御さんは今回が初めてのダイビングに挑戦だそうです。

みんなで船に乗り込み、出港!
・・・と思ったら、普段港では見かけない生き物を発見!
船から見える水面のすぐ下をフワフワとの~んびり泳いでいる
タツノオトシゴの仲間“オオミウミウマ”の子供でした。
大人になると体長が10センチを越える大きなタツノオトシゴですが、
小さな子供のうちはとてもかわいらしいです。
このコもまだまだ体長5センチほど、小さなシッポがクルクルしています(^_^)
珍しいお客さんの登場に、出港前にしばらく写真撮影会が続きました。

本日の1本目は砂地の上に“コモンシコロサンゴ”が群生するポイントへ。
“ミドリイシ”などのエダサンゴのように繊細なサンゴとは違い、
大きなグローブがたくさん集まってこんもりとした山を作っています。
まずはファンダイビングのおふたりも初のダイビング体験の姪御さんも、
3人揃って一緒に潜れるこのポイントで1ダイブ目スタートです!

ダイビングは初めて、とは言え、
姪御さんはシンクロナイズドスイミングをされているそうなので、
水の中には慣れたものです。
いろんな器材を付けて潜るダイビングは、
いつもと少し勝手が違うかもしれませんが、
一度海底に着いて感覚が分かれば、
それにもすぐに慣れていらっしゃいました(^_^)
ライセンスをお持ちのおふたりとご一緒に、
すいすいスムーズに魚たちの群れ中を泳いでいました。

鮮やかな黄色いに白いストライプ模様の“ヨスジフエダイ”たちは
透明度のいいブルーの海の中ではとってもきれいに映えます。
統制のとれたフォーメーションはシンクロを思わせる優雅さです(^_^)
港に来たお客さん/ダイビング・ナイトシュノーケリング

見上げると何百匹もの“グルクン”の子供たちの群れが行ったり来たり。
こちらの泳ぎも“ヨスジフエダイ”に負けず劣らず見事に揃っています。
みんな同じ方向に一斉に泳ぎだしては引き返し、
光を反射させながら、キラキラと上空を覆っています。

たくさんの魚たちに出会えた3人でのダイビングを終え、
少し船に乗ってポイントを移動します。
今度はライセンスをお持ちのおふたりのファンダイビングです。
水中写真をたくさん撮りながら泳ぎましょう♪

人なつっこく寄ってくる黄色い“オキゴンベ”。
ほとんどの魚たちはこちらがカメラを構えると警戒して距離を置きますが、
このコは「撮って撮って♪」と言っているかのように
カメラのピントが合わなくなってしまうほど近づいてきます。
逆に、思わずこちらが後ろに下がってしまうくらい(^_^;)
このコはこの場所に随分長く棲みついているのですが、
たくさんのダイバーに写真を撮られているうちに慣れたのでしょうか。
警戒心がだいぶ薄らぎ、仲良くしてくれるようになりました。
港に来たお客さん/ダイビング・ナイトシュノーケリング

“カエルアンコウ”の子供は、擬態がとっても上手です。
サンゴの枝が分かれているところがお気に入りの隠れ場所のようで、
この隙間を覗いてよ~く見るといつも見つけることができます。
今日も赤ちゃんの手のようなちっちゃな胸ビレで
サンゴを器用にしっかりとつかんで、海草やホヤと一体化していました。
港に来たお客さん/ダイビング・ナイトシュノーケリング

今日会えた中でも特にお気に入りという“オビイシヨウジ”。
細長い紐のように岩の上をスルスルと泳いでいる魚です。
顔をじっくり見てみると、大きな眼をキョロキョロさせながら
細長いおちょぼ口でエサをツンツンついばんでいます。
マッチ棒の先くらいの小さな頭で、とってもかわいいです(^_^)
港に来たお客さん/ダイビング・ナイトシュノーケリング

久しぶりの石垣島の海で、
かわいい魚たちの写真もたくさん撮影されていました。

次は姪御さんのダイビング体験の2本目!
1本目で感覚はしっかりつかめていたので、潜降もスムースです。
あっという間に海底に到着して、まずは“サカサクラゲ”に会いました。

大きな頭を下にヒラヒラした足を上に、
上下逆さまになって海底に張り付いて泳ぎます。
泳いでいるというよりは海底でプカプカしているだけですが
少しすくい上げると、プカプカと泳ぎながら降りて行きます。
しばらく泳いでいると・・・バランスが悪くてまた海底に逆戻りしてしまう、
頭でっかちがチャームポイントのクラゲです。
港に来たお客さん/ダイビング・ナイトシュノーケリング

“ハナミノカサゴ”の子供にも会いました。
とても繊細でアメ細工のような透き通った可憐なヒレは
ちょっと触っただけでも壊れてしまいそうです。
でも、絶対に触ってはいけません!!!
きれいな長いヒレの先には、毒の針がついているので要注意です。
港に来たお客さん/ダイビング・ナイトシュノーケリング

4年ぶりのファンダイビングも初めてのダイビングも無事終了♪
また魚たちに会いに、石垣島の海に遊びに来てくださいね。

夜は、お友達同士で石垣島ご旅行中のお客様とナイトシュノーケリングへ!
昨晩は別のショップのナイトシュノーケリングに申し込まれていたそうですが、
海況不良のためにキャンセルになってしまったそうです。
でも、「やっぱり夜の海に行ってみたい!」ということでご参加くださいました。
昼間は西表島でトレッキングをしたので、
お友達は夜はゆっくり休憩されるそう(^_^)
今夜はおひとりでお越しくださいました。

今回の旅行では、ダイビングにシュノーケリングに・・・
海でたくさん遊んで、海が大好きになったそうです(^_^)
いろんな海、今日の最後は夜の海にも!
早く入りたいけどガマンガマン・・・黄昏の空が暗くなるのを待ちましょう。
港に来たお客さん/ダイビング・ナイトシュノーケリング

沖に向かって泳ぎ出すと、眠っている“コクテンフグ”を発見。
見通しがよくて、何も隠れるところのないような場所で眠っています。
昼間は臆病で物陰に隠れてばかりいるのに、
無防備になる寝ている間はなぜいつもこんなところで眠っているのでしょう?
とても不思議です。

少し離れたところでは“ハリセンボン”も眠っていました。
あんまりぐっすり眠っているので、ついつい少しイタズラを(^_^;)
そっと岩の上に乗せてみると、
水を吸い込んでプク~ッとまん丸に膨らんでしまいました。
コロンコロンの体でちょっと泳ぎにくそうにしながら、
お尻をフリフリ、また海底の寝床へと戻って行きました。
起こしてしまってごめんね!
港に来たお客さん/ダイビング・ナイトシュノーケリング

今夜は月が出ていなくて真っ暗なので、
空には数え切れないほどの星たちが瞬いていました。
波のない穏やかな海の上で空に向かって仰向けに寝っ転がると、
プカプカ浮かんで眺める星空に時間を忘れてしまいます。

海の中では、そんな星空にも負けないくらいの“夜光虫”がキラキラ。
とっても小さいので、水中ライトで照らしても
どこに“夜光虫”がいるのかも分からないほどですが、
ライトを消すと体の何倍もの量の発光物質を出して光ります。

おもしろい動きで泳ぐプランクトンたちや
大きな目をした夜行性の魚たちにも会えて、
昼間には見られない夜だけの景色を楽しむことができました。



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